剣道で正座をするとき、足の順番が決まっているのは知っていますよね。左足から膝をつき、次に右足、そしてゆっくりと腰を下ろす。
これは剣道をやっている人なら一番最初に教わることだと思います。
では、なぜ左足からなのか知っていますか?
これはあまり教えてくれる道場は少ない気がします。
そういうものだと形式的に覚えているだけでも見た目は同じなので問題はありません。
しかし、本当の意味で剣道を楽みたいのであれば、これを知っていた方がいいと思います。
剣道の正座の足順
剣道をしている人たちが普段、何気なく行なっている正座。
足順が決まっているのは知っていますよね?
まずは正しい足順をおさらいしていきましょう。
剣道の正座の足順(座るとき)
2.右膝をつく
3.ゆっくりと腰を落とす
4.竹刀を置く
剣道の正座の足順(立ち上がるとき)
2.右足から立ち上がる
3.左足を引きつける
この動作は、初心者の一番初めの頃に習うので、剣道をやっている全ての人が実践していると思います。
ではなぜ、左足から座り、右足から立ち上がるのでしょうか?
その理由は、剣道が「武道」であることに由来していました。
剣道で正座の足順が決まっている理由とは
剣道で正座の足順が決まっている理由は、武士の時代の名残です。
真剣で敵と向きあっているとき、いつ攻撃されても対応できるように足順が決まっているのです。
たとえば、左足をついた時に相手に攻撃されたら…
図1
このようにかわせます。
もし、右足から座ってしまうと、左足が邪魔で刀が抜けません。
立ち上がる時も同じように、左足から立ち上がると相手の攻撃に即座に対応できず、命を落としてしまう危険があります。
こういった理由を引き継ぎ、剣道では正座の足順が決まっているのです。
この他にも、普段何気なく行なっていることも全て理由があるんですよ。
それはまた別の記事で紹介しますね。
剣道の正座で足順が決まっている理由は「生き残るため」だった
今回は正座の足順が決まっている理由を紹介しました。
知らない人も結構いたのではないでしょうか?
もし知っていたあなたは武士道精神を正しく受け継いでいますね。教えてくださった指導者に感謝し、より一層、練習に励んでください。
普段の行動に理由があることを知ると、今以上に深く剣道の楽しみを見いだせると思います。
良い剣道ライフを!
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