剣道の稽古法「掛かり稽古」とは
掛かり稽古とは、剣道や柔道などの武道においての稽古法のことです。
「元立ち」と「掛かり手」に分かれて2人1組になり、掛かり手が元立ちに向かってひたすら技を打ち込む稽古です。
だいたい15秒から1分間隔で時間を測りながら元立ちを変えて掛かっていく。
攻め合いや間合いの取り合いなどは一切なく、絶え間なく打ち込むことで体力を向上する。
また、絶え間なく打ち込んでいる中で「気」を途切れさせずに打ち込むことで、体力だけでなく精神力の向上も見込める。
掛かり稽古・打ち込み稽古・地稽古の違い
掛かり稽古と打ち込み稽古、地稽古を混同してしまう人がよくいますが、まったくの別物です。
■掛かり稽古
掛かり手が元立ちに一方的に打ち込む稽古法。攻め合いや剣尖の取り合いは行わない。
元立ちはわざと打突部位をあけて打つ場所を示してあげることは少ない。
■打ち込み稽古
攻め合いを行う。
その中で不意に元立ちが打突部位に隙を作り、それに合わせて掛かり手が適当な技を打つ稽古法。
打ち込み稽古とは?【剣道用語】
打ち込み稽古(うちこみげいこ)とは元立ちが相手にわかるように打突部位をあけて、ひたすら元立ちがあけた部位を打ち込んでい...
■地稽古
地稽古は互いに攻め合いを行い、対等な立場として打ち合いを行う稽古法。
コメント